ブックタイトル青葉山植物図鑑
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青葉山植物図鑑
アアカマツ〈日本薬局方収載植物〉高浜町の薬草各論ウウイキョウ特 徴 日本には平安時代に中国から渡来した。現在では、薬用・ハーブ・食用・観賞用など多様な目的で栽培される。多年草で草丈は1~2m に達する。葉は糸状で、全草が鮮やかな黄緑色をしていて、植物全体が香り高い。花期は初夏で、枝先に黄色の小花を多数つける。秋には7mm程度の長楕円形をした茶褐色の実を多数つける。生薬名 茴香(成熟種子 局※)効 用 一般に日本では芳香性健胃・駆風・去痰薬として家庭薬等に配合されるが、漢方ではむしろ鎮痛薬として陰寒の小腹疼痛、疝気などに応用する(安中散など)。粉末は1日量1.3 ~3g として数回に分けて服用。また、煎剤として用いる場合は1日量5~ 10g を3回に分けて服用する。調製法 秋に果実を集め、2~3日間日干しにして乾燥させ、選別して保存する。※ 【日局】 本品はウイキョウFoeniculum vulgare Miller(Umbelliferae)の果実である。利用部位成熟種子和名 茴香 別名 フェンネル分布 地中海沿岸原産生育地 各地で栽培される。薬用部位 種子花期 初夏(6~7月)ウイキョウの生薬開花期若苗セリ科ウイキョウFoeniculum vulgare Mill.