ブックタイトル青葉山植物図鑑
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青葉山植物図鑑
〈日本薬局方収載植物〉高浜町の薬草各論イイネ特 徴 原産地は中国南部の長江下流域とする説や東南アジアとする説がある。日本では主食として用いられる米も、時には漢方薬の構成生薬(粳米)として使われる。粳米とはうるち米の穀粒で籾を去った玄米である。漢方では粳米には滋養清涼の効があるとされ、口渇、空咳、疲労、腹痛などに他薬との配合により応用する。生薬名 粳こう米べい(殻粒 局※1)、米澱粉(えい果から得た澱粉 局※2)効 用 民間的に健胃・滋養強壮・止渇作用があるといわれ、下痢、腹痛、食欲不振などに用いられる。煎じて服用する。イネの薬用としては他にも、籾殻を付けたままの種子を発芽させ、乾燥した物を谷コク芽ガと称して消化不良、健胃に用いられる。種子を蒸して発行させた物を神シン麹キクと称し消化不良に用い、茎葉は稲トウ草ソウと称して食欲不振、胃のつかえなどに用いる。調製法 玄米を購入して使用する。※1【 日局】 粳米 本品はイネ Oryza sativa Linne( Gramineae)のえい果である。※2 【日局】 米澱粉 本品はイネOryza sativa Linne(Gramineae)のえい果から得たでんぷんである。利用部位和名 稲分布 日本各地生育地 各地で栽培される。薬用部位 殻粒、澱粉花期 夏(8~9月)収穫期のイネ殻 粒 えい果から得た澱粉イネ科イネOryza sativa L.イネの生薬