ブックタイトル青葉山植物図鑑
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青葉山植物図鑑
ア●●●● 高浜町の薬草各論トトリアシショウマ/ナギナタコウジュ特 徴 多年草で、草丈は40 ~ 100cm になる。葉は3回3出複葉で小葉は広卵形、先は尾状に尖り、葉縁に不規則な重鋸歯がある。花期には、茎頂に複総状花序を出し、白色の小花を多数開く。小花序は通常分枝しない。生薬名 赤セキ升ショウ麻マ(根茎)、紅コウ升ショウ麻マ薬効・利用方法 民間的に解熱・発汗・解毒・消炎薬として風邪、頭痛、口内炎、咽頭炎等に用いられる。風邪や頭痛には、1日量10 ~ 15g に水400mL を加え、半量まで煎じて3回に分けて服用する。腸炎などには、1回量3g を水100mL で煎じて服用する。口内炎や咽頭痛には、1日量5~ 10g に水200mL を加え、半量まで煎じたもので含嗽する。あせも、湿疹、火傷には、煎液を患部に塗布する。また、浴湯料にすると脱肛に効果があるとされる。調製法 春から夏に根茎を採取し、水洗い後日干しにする。和名 鳥脚升麻分布 近畿地方以北の日本海側、北海道生育地 山地薬用部位 根茎花期 夏(7~8月)開花期特 徴 多年草で、草丈は30 ~ 60cm になる。茎は四角形でまばらに軟毛があり分枝する。葉は対生し、狭卵形で短柄があり、揉むと独特の香気がある。花期には、上部の枝先に細長い花穂をつくり、小さな淡紅紫色花を一方向に密に開く。生薬名 香コウ儒ジュ(全草)薬効・利用方法 血行促進・発汗・利尿・解熱薬として風邪、腹痛、神経痛、腰痛、浮腫、吐瀉、リュウマチなどに用いる。風邪や腹痛などには、乾燥した全草1日量5~ 10g を煎じて、冷ましてから3回に分けて服用する。神経痛、リュウマチなどには、生の茎葉を浴湯料として用いる。口臭防止には、生の葉か乾燥葉の煎液を口に含んで用いる。調製法 開花期の秋に全草を採取して、水洗い後、風通しのよい所で陰干しにする。和名 薙刀香?分布 日本各地生育地 山地や路傍など薬用部位 全草花期 秋(9~ 11 月)開花期利用部位根 茎利用部位全 草ユキノシタ科トリアシショウマAstilbe odontophylla Miq.シソ科ナギナタコウジュElsholtzia ciliata (Thunb.) Hyl.花部