ブックタイトル青葉山植物図鑑
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青葉山植物図鑑
ア●●●● 高浜町の薬草各論タタラヨウ/ダンドボロギク特 徴 常緑高木で、樹高は10 ~ 20m になる。葉は厚く滑らかな革質で光沢があり、長楕円形、低い鋸歯がある。雌雄異株。花期には、葉腋に柄の短い集散花序をつけ、淡黄緑色の小花を多数開く。果実は球形の核果で赤く熟す。樹皮からとりもちをとる。薬効・利用方法 利尿効果があるので、腎疾患の予防に健康茶を常用するとよい。乾燥した葉1日量5~ 10g に適量の水を加え、一度沸騰させてから弱火でしばらく煎じて、1日に何回かに分けて飲用する。調製法 常緑樹であるので、葉は必要時に採取すればよいが、特に春~夏に葉を採取して、水洗後刻んで日干しにするのがよい。※ 葉の裏に先の尖った棒で文字を書くと、しばらくして、黒くなって文字が浮かび上がる。また、葉の一部を火であぶると、中心が茶褐色になった模様があらわれる。インドでヤシ科のバイタラジュ(貝多羅樹)の葉に経文を書いたという故事から、多羅樹そして多羅葉の名前になった。和名 多羅葉分布 静岡県以西、四国、九州生育地 山地、寺院や庭に植栽される。薬用部位 葉花期 春(4~6月)開花期特 徴 一年草で、草丈は30 ~ 150cm になる。茎は直立し、多くの葉を互生する。葉は長楕円形または長倒卵形で、葉縁に鋭い鋸歯があり、ときに不規則に切れ込む。下部の葉にはしばしば葉柄があるが、中部以上の葉は無柄で茎を抱く。花期には、茎頂に大型の円錐花序をつけ、淡黄色の筒状花のみからなる頭花を開く。生薬名 満マン天テン飛ヒ(全草)、仮カトウ蒿コウ薬効・利用方法 利尿、感冒による熱、乳腺炎、腸炎、消化不良などに効果があり、内服には、乾燥した全草1日量15 ~ 30g を煎じて服用し、外用には突き潰して患部に塗布する。調製法 夏~秋に採取し、水洗いしてから日干しにする。または、生のまま使用する。※ 生薬としては、近縁種のベニバナボロギクを正条品とする。和名 段戸襤褸菊分布 北アメリカ原産生育地 日当りのよい草むらや伐採跡地など薬用部位 全草花期 秋~初冬(9~ 11 月)開花期利用部位葉利用部位全 草モチノキ科タラヨウIlex latifolia Thunb.キク科ダンドボロギクErechtites hieraciifolius (L.) Raf. exDC.花部