ブックタイトル青葉山植物図鑑
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青葉山植物図鑑
ア●●●● 高浜町の薬草各論セセンナリホオズキ/ゼンマイ特 徴 一年草で、草丈は30cm になる。茎はほぼ四角で稜があり、よく分枝し広がる。葉は互生し、卵形から広卵形で葉縁には粗い鋸歯がある。花期には、葉腋に1個下向きにつける。花冠は朝顔に似た杯形、黄白色から淡青色で基部に紫色の斑がある。果実は袋状になった萼の中にあり、色は赤くならず緑のまま。生薬名 苦ク職ショク(全草)薬効・利用方法 民間的に、清熱、利尿、解毒薬として感冒、咳嗽、咽喉腫痛、痢疾、黄疸、水腫などに用いられる。解熱には苦職1回量3~5g に400mL の水を加え、半量までを煎じて服用する。苦味が強いため服用する直前に砂糖を小さじ一杯程度加えるとよい。調製法 開花期か結実期に全草を採取し、水洗後適当な大きさに刻んで日干しにする。和名 千成酸漿 別名 オオセンナリ分布 熱帯アメリカ原産生育地 畑や人家付近薬用部位 全草花期 夏~秋(5~ 10 月)開花期と果実期利用部位全 草ナス科センナリホオズキNicandra physalodes特 徴 夏緑性のシダ。地下には太い根茎ある。春に栄養葉とともに胞子葉を出す。栄養葉は根茎から束生して伸び、葉身は広い三角状卵形の2回羽状複葉になる。小羽片は披針形となり柄がない。胞子葉は独立し、まっすぐに立って棒状の小葉が並び、多数の胞子嚢がついて穂のようになる。生薬名 貫カン衆ジュウ(根茎)薬効・利用方法 利尿・補血薬として貧血、浮腫などに用いられ、根茎1日量3~6g を、全草なら10 ~ 20g に水300mL を加え、半量まで煎じて1日3回に服用する。母乳不足には、信州の山間地では、干しぜんまいの味噌汁を飲むとよいとの民間療法がある。調製法 地下部を堀取り、水に浸して根を切って、根茎を日干しにする。春に若葉を採取し、湯通ししてから日干しにする。地上部は夏に採取し、水洗い後日干しにする。※ 干しぜんまいは、若葉を採取し、一度湯通しして乾燥したものを赤乾(あかぼし)、青松葉で燻蒸して乾燥したものを青乾(あおぼし)とする調理法がある。和名 薇分布 日本各地生育地 やや湿った山野薬用部位 根茎花期 春(4月頃)栄養葉と胞子葉利用部位根 茎ゼンマイ科ゼンマイOsmunda japonica Thunb.新芽