ブックタイトル青葉山植物図鑑
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青葉山植物図鑑
高浜町の薬草各論ココニシキソウ/コノテガシワ特 徴 一年草で、茎は暗紅色を帯び、根元から分枝し地表を這い広がる。茎を切ると白い汁が出る。葉は対生し、倒卵楕円形で鈍い鋸歯があり、表面に紅斑があり、裏面には毛がある。花期には、葉腋に小形の杯状花序をつけ、淡紅紫色の小花を開く。生薬名 斑ハン地ジ錦キン(全草)薬効・利用方法 中国の民間療法では、止血薬として血便、血尿、子宮出血、痔出血などに、全草1日量10 ~ 30gを煎じて服用する。催乳薬として母乳不足の治療には、乾燥した全草60g を煎じ、黄酒を加えて服用する。下痢の治療には全草60 ~ 90g を煎じ、砂糖を加えて服用する。調製法 6~9月に採取し日干しにする。和名 小錦草分布 北米原産の帰化植物生育地 畑地や路傍など薬用部位 全草花期 夏~秋(7~ 10 月)生育期特 徴 常緑低木または小高木で、樹高は2~ 14m になる。枝は直立して広がる。葉は卵形の鱗状葉で密に十字対生し、小児が手のひらを立てたように見えるため、和名がある。雌雄同株。花期には、小枝の先に単生し、雄花は茶褐色で楕円形、雌花は淡紫色で球形。球果は初期には青緑色で、11 月頃紫褐色に熟し、卵球形で果鱗の上部にとげ状の突起がある。生薬名 側ソク柏ハク葉ヨウ(葉)、柏ハク子シ仁ニン(種子)薬効・利用方法 民間的に収斂・鎮痛・止血・止瀉薬として吐血、血尿、血便、血痢などの失血症などに用いられる。種子は滋養強壮、消炎などに用いられる。止血・止瀉には側柏葉1日量9~ 30g を煎じて服用する。滋養強壮、鎮静には、柏子仁1日量6~9g を煎じて服用する。口唇炎、舌炎には、柏子仁に蜂蜜を加えて突き砕いたものを患部に塗布する。調製法 葉は必要時に採取し日干しにする。種子は秋に球果を採り、たたきながら種子をはき出させ、種子のみを集めて乾燥させる。和名 児手柏分布 中国北部原産生育地 庭木などに植栽される。薬用部位 葉、種子花期 早春(3~4月)種子期利用部位全 草利用部位葉 種 子トウダイグサ科コニシキソウChamaesyce maculata (L.) Smallヒノキ科コノテガシワPlatycladus orientalis (L.) Franco種子部