ブックタイトル青葉山植物図鑑
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青葉山植物図鑑
高浜町の薬草各論ココシアブラ/コセンダングサ特 徴 落葉高木で、樹高は16m 位になる。樹皮は灰褐色で枝は灰白色。葉は互生し5枚の小葉のある掌状複葉で、小葉は卵状長楕円形。花期には、その年に伸びた枝の先に長い柄のある複散形花序をつけ、淡黄緑色の小花を多数開く。果実は液果で、9~ 10 月に黒く熟す。生薬名 金コン漆ゼツ薬効・利用方法 降圧薬として高血圧症に効果があり、乾燥した若葉1日量5~ 10g に600mL の水を加えて1/3量まで煎じつめたものを適宜服用する。調製法 春に若葉を採取しそのまま用いるか、日干しにする。※ 新芽は山菜の一種として扱われ、健康食として、若葉に食塩を少々加えて短時間で茹でて浸し物として食べるとよい。天ぷらにすると苦味が和らぎ食べやすい。また、和え物などにも調理され、塩漬けにして保存食とされる。和名 漉油、金漆分布 日本各地生育地 山林薬用部位 若葉花期 晩夏(8月頃)開花期特 徴 一年草で、草丈は1m 位になる。茎は直立し四角形、多少毛がある。葉は下部では対生、上部では互生する。中部の葉は3全裂または羽状に全裂し、頂小葉の先端は細長く尖る。花期には、上部の枝先に黄色の頭花をつける。生薬名 金キン盞サイ銀ギン盤バン(全草)、刺シ針シン草ソウ薬効・利用方法 民間的に解熱・止瀉・鎮痛・消炎薬として肝炎、急性腎炎、腹痛、下痢、咽喉痛などに用いられ、全草を1回量10 ~ 15g に400mL の水を加え半量まで煎じて服用する。この煎液でうがいをすると咽喉痛に効果があり、また腫れ物にはこの煎液で患部を洗うとよい。妊婦には禁忌である。調製法 10 月頃の開花期に地上部を刈り取り、水洗い後刻んで日干しにする。和名 小栴檀草分布 熱帯地方原産生育地 関東地方以西の荒れ地や河原薬用部位 全草花期 秋~初冬(9~ 11 月)開花期利用部位若 葉利用部位全 草ウコギ科コシアブラChengiopanax sciadophylloides (Franch.et Sav.) C.B.Shang et J.Y.Huangキク科コセンダングサBidens pilosa L. var. pilosa新芽