ブックタイトル青葉山植物図鑑

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概要

青葉山植物図鑑

アアカマツ〈日本薬局方収載植物〉高浜町の薬草各論ケビ特 徴 落葉つる低木で、他樹などに絡み付き成長する。雌雄同株。花期には総状花序を下垂する。下部の1~3花が雌花、上部の3~6花が雄花。いずれも花弁のように見えるのは3枚のがく片である。雌花の雌しべは数個あるが、その形がバナナを小さくしたようで、その先端は粘る。雄花には6本の雄しべがある。花後5~6cm の長さの腋果を結び、成熟すると開裂して、半透明の果肉があらわれ、食べると甘い。近縁種にミツバアケビがあり、北海道を含む全国に自生する。生薬名 木もく通つう(つる性の茎 局※)、葉効 用 利尿・消炎・通経・排膿薬として腎臓炎、膀胱炎、尿道炎などに用いる。1日量10 ~ 15g を煎じて3回に服用する。また、健康増進にアケビ茶を服用する。調製法 秋の落葉期に茎を刈り採り外皮を剥ぎ、薄く輪切りにして乾燥する。アケビ茶は初夏に葉を採取して、刻んで乾燥する。ミツバアケビ(アケビ科) Akebia trifoliata( Thunb.) Koidz.葉は3小葉からなり、波状鋸歯縁が特徴。※ 【日局】 木通 本品はアケビAkebia quinata Decaisne 又はミツバアケビAkebia trifoliata Koidzumi(Lardizabalaceae)のつる性の茎を、通例、横切したものである。利用部位つる性の茎 葉和名 木通、通草分布 北海道を除く日本各地生育地 山野薬用部位 つる性の茎、葉花期 春(4~5月)アケビの生薬つる性の茎アケビミツバアケビアケビ科アケビAkebia quinata (Houtt.) Decne.