ブックタイトル青葉山植物図鑑
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青葉山植物図鑑
高浜町の薬草各論ウウラジロガシ/ウワバミソウ特 徴 常緑高木で、樹高は20m 位になる。枝は細く多く分枝し葉は多く繁る。葉は互生し、薄い革質で表面はつやがあり、裏面は蝋質を分泌し白色となる。若い葉は絹毛があるがのち無毛。花期には、当年枝に雄花序と雌花序をつける。堅果は翌年秋に熟す。生薬名 裏白樫(小枝、葉)薬効・利用方法 ラジロガシは日本民間薬の代表の一つで、結石症に用いられ有効なことが実際に臨床により証明されている。膀胱内結石形成抑制作用・溶解作用があり、胆石症、腎結石には1日量50 ~ 70g を600 ~ 1000mLの水で半量まで煎じて、1日数回に分けて服用する。調製法 必要時に小枝と葉を採取し、細かく刻んで日干しにする。和名 裏白樫分布 宮城、新潟県以南、四国、九州生育地 山地薬用部位 小枝、葉花期 春(5月頃)生育期特 徴 多年草で、草丈は20 ~ 40cm になる。根茎が盛んに分枝して繁殖するために茎は群生する。茎は多汁質で紫褐色を帯び、無毛。葉は茎の上部に2列に互生し、ゆがんだ長楕円形または長卵形で、先は長く尾状となり鋭鋸歯がある。雌雄異株。雄株では葉腋から柄のある散形花序を出し、緑白色の小花を開く。雌株では葉腋から無柄の球状の花序を出す。生薬名 赤シャク者シャ使シ者シャ(全草)薬効・利用方法 リュウマチの痛み、黄疸、水腫、でき物などに使用され、乾燥した全草1日量5~8g を煎じて3回に服用する。また軽い切り傷、虫さされには、生の茎や根を含めて叩き潰し、その汁を患部に塗布する。※ 山菜としても知られており、ミズ・ミズナの別名がある。調理法によりとろみのある一品ができる。和名 蟒蛇草分布 日本各地生育地 山地の沢沿い薬用部位 全草花期 春(4~6月)開花期利用部位小 枝 葉利用部位全 草ブナ科ウラジロガシQuercus salicina Blumeイラクサ科ウワバミソウElatostema involucratum Franch.et Sav.